公益財団法人宮田心臓病研究振興基金 Miyata Cardiac Research Promotion Foundation

設立者の想い

設立者 宮田 和子
設立者 宮田 和子

 病で亡くなられる方の死因の約40%は心臓血管病をはじめとする循環器疾患で、しかも未成年の方々がこの病によってあたら若い命を失う例が多いといわれております。そのためか、すでに1970年に東京で財団法人日本心臓財団が、1987年に大阪で財団法人循環器病研究振興財団がそれぞれ設立され、財団事業の遂行をつうじてその社会的使命を立派に果たしておられます。

 しかしながら、この分野でのわが国の医療行政は必ずしも十分ではなく、それを補うための民間公益法人の数もいまだ少なく、その活動はそれほど顕著ではないのが実状のようであります。とくに未成年者の心臓血管病患者に対する一般のご理解は不十分で、まして社会的支援は皆無といってもよいほどであります。そのうえ、こんにちの閉塞した経済状況のもとでは、難病に苦しんでおられる未成年患者ならびにその家族の皆様方のご不安とお苦しみはいかがばかりかと、心よりご同情申しあげる次第でございます。

 私は、このたび親しい友人をはじめ発起人の皆様のお励ましを得まして、未成年心臓血管病患者に対する医療技術の研究・開発に関する助成のために、本財団の設立を思い立ちました。財団の目的は、わが国未成年者の心臓血管病治療に関する若手医療研究者による研究の振興をはじめとする関連事業をおこなうことにございます。

 私がこの財団を設立しようと考えましたきっかけは、つぎのようなことでございます。 実は、私の長女が、幼少の折り、生まれつきの心臓血管病と診断され、不治の病であると医師から絶望的な告知をされました。しかし、医師の先生方によるすぐれた手術と献身的な治療と看護、それに加えまして多数の皆様による善意の献血によって、やがて奇跡的に完治することができました。お陰様で現在、彼女は三児の母として幸せな家庭生活を営んでおりますが、本人はもちろんのこと今は亡き私の母や私ども夫婦は、多くの皆様の善意によって彼女がふたたびかけがえのない生命を与えられたことを片時も忘れる日はございませんでした。

 たまたま私どもの同族会社が株式公開されましたのを期に、私の母の遺志を継ぎ、所有株式の一部を拠出して小規模ながら財団を設立し、娘の少女時代と同じ難病に苦しんでおられる皆様の救済に少しでもお役に立つことができればと思い立ったようなわけでございます。幸い、政・財界ならびに学識経験者とくに心臓外科医術の研究に携わっておられる先生方のご賛同とご協力を得まして、このたび厚生労働省からご許可をいただきました。このうえは、たとえその規模は小さくまたその活動はささやかなものでありましても、世のため人のため一隅を照らすことのできるような財団運営をと願っております。

 どうか、皆様のご理解とご支援を心からお願い申しあげる次第でございます。

平成28年度 事業計画書・収支予算書
度事業報告書・財務諸表

財団概要

公益財団法人 宮田心臓病研究振興基金
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