こどもの心臓病の多くは生まれつきの心臓病です。100人に1人の割合で心臓病の子供が生まれますが、ほとんどの症例を手術で完治させることができます。しかし、現在なお、生後一ヶ月以内の心臓手術は20-30%の死亡率です。生後一年以内の心臓手術でも4-8%の死亡率があります。 | 故 横山 正義 (東京女子医科大学 元名誉教授) |
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心臓手術には人工心肺が必要ですが、小児用の人工心肺は現在なお多くの問題を含んでいます。小児のための安全な人工心肺装置の開発は大切です。同様に小児用人工弁、人工血管、心臓ペースメーカ、電極なども開発が遅れています。日本ではやっと心臓移植が始まりましたが、小児の心臓移植は現在なお許可されていません。小児のための移植治療、再生治療もきわめて大切な問題です。また夢のような話ですが、胎児のうちに手術して心臓病を治療し、遺伝子治療によって重篤な心臓を直すことも近未来の課題と思います。 | |||
(財団設立時 平成14年2月)
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公益財団法人 宮田心臓病研究振興基金
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